Mar 2020

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久しぶりに、本の挿絵のお仕事。

文章をじっくりと読み。ウイスキーを飲み。
さらさらと鉛筆をぼんやり動かしては、また文章に戻り。

2杯目のウイスキーを飲み終えた頃には、その章扉のラフは浮かんでいる。

透明水彩の黒でさっと塗る。

筆はイタチの毛。







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部屋を片したら、昔の写真がごっそり出てきた。

パリ時代は、時間がたっぷりあったので、写真の現像とかして遊んでた。
カメラやネガが無くても、枯葉だけでいろいろな写真が焼けるのだ。


今も、ワリと時間がどーんと出来てしまったけどさ・・・

デジタルって、なんか難しいね。






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ボルト・タベルスキーのバッグ。

嫁さんが柴犬バッグを欲しがったので、仕方なく描いたもの。
これが、意外と評判がいい。・・・複雑だ。

2作目は、バリックの夫妻へ。ネロ・クロチョヴィチのバッグ。

やはり、大絶賛だった。







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額装が仕上がったので、受け取りに行く。

あ・・・これ、ビートルズっぽいかも。
ちゃんと始めから撮り直したかったけど、重たいっと助手達が不平を言うので、1枚だけ。


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今度はアトリエで独り、せっせと梱包作業。

たぶん、また会えることはないかも知れないけど、頑張ってきなさい。
子たちに服を着せて、送り出す。







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方々で壁面を描いているけど、なぜ我が家のは手付かずだったか・・・?

答えは、気が付かなかったからだ。じゃあ、やろう。

ボルト氏は邪魔なので庭に放り出し、養生してから開始。
最近のペンキとローラーは質がいいね。伸びがよく塗りやすい。


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側面はバニラホワイト、正面をブルー系のグレー。もちろん調合した特色で。

・・・なんか、もっと色々やりたくなってきた。








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額装の時間。 

シンプルなものからゴツゴツしたものまで。
額屋には、くの字のサンプルがずらり。角に宛てて全体を想像していく・・・

もちろん絵は、描かれているものが全てなのだけど、
額ひとつで、その顔色ががらっと変わる。

髪型に近いかな。

できるだけ、その子に合った自然なものを。








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個展が終了。
準備から終わりまで、今回の個展は、濃かった・・・。ホントに。


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もうちょっと展示空間に居たいなぁ・・・などと本人が思ったのは、画業をしてきて初めて。
この空間で友人や知人と、静かに会話をしていたい。


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片付け搬出は、タイムリミットがあるので、テキパキと。迅速かつ丁寧に。
助手たちが実によく働く。流れるように終了。

・ ・ ・ ・ ・

いつも支えてくださる皆様に、心から感謝いたします。








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だいたいどの個展でも、主催側として「ごゆっくりご覧になってください」と一応は云う。

今回は、ホントに皆さんごゆっくりだ。
そして、温泉から出て来たような感じで、帰っていく。

いいと思います。


明日、日曜日が最終日です(17:00終了)







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この空間は、僕の子らがよく馴染む。
たぶん、今まででいちばん彼らの声を聞き取りやすい空間かも知れない。

案の定、お客さん達がとてもとても長居。
じ〜っと眺めながら何かを考えたり、肩の力を抜いてたり・・・

何度でも、どうぞ。








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大波を乗り越えて、個展を無事開催できたこと。それだけで嬉しい。
こんな時期だし、ポツネンでも全然いい。

と、思っていたのだけど
ものすごく沢山の方々が来てくれて、驚いた。


それからこれ、見えるかな・・・
画廊主とDMのラベルのお酒まで到着。

もうすでに、次に向けてがんばろ、と思いましたよ。







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ハイエースロングをレンタカーして、ギャラリーに搬入。
物量が多いので、もうちょっとした引越しのよう。

嫁さんとふたりでコツコツやる。6年振りとはいえ、今まで20回以上やってきたからね。


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地上と地下のスペースを行ったり来たり。なかなかいい運動。
様子を見にきてくれた友人達と雑談しながら、テキパキ。

夜の7時、ようやく一段落。

明日からお待ちしております。